引き寄せの法則

引き寄せの法則の仕組み 第一段階「願う」

今日は引き寄せの法則の仕組みについて書かせて頂きたいと思います。

私の経験や願いが叶った方々の経験を見ていくと、願いが叶うまでのプロセスは、大まかに分けて大きな三段階からなっていると思います。その三段階とは:

1:「願う」— まず自分の欲しいもの、なりたいもの、目標、夢、望んでいる状況などをを宇宙に放ちます。

2:「信じる」— そしてそれが現実化すると信じる。

3:「受け取る」— そして願いがやって来たら、受け取る。

ちなみにエイブラハムの本では、五段階で紹介されています。1:願う、2:宇宙が答える、3:受け取る、4:受け取れるモードを維持する、5:ステップ1に戻っても、意図的な創造者でいる、の五段階ですね。

今回は三段階という形で書かせていただきますが、どうして三段階にして書いてみようと思ったかというと、エイブラハムの五段階のうちの3:受け取る の段階ですが、ここがとっても奥が深いんですね。なので、この段階を二つに分けてみて、第二段階の「信じる」と第三段階の「受け取る」に分けてみました。

段階で見るとシンプルそうに見えますが、願いってそう簡単に叶わないと感じてしまいますよね。

今日はまず、第一段階の「願う」から詳しく見ていきたいと思います。

1段階「願う」

「願う」は、皆さんにも一番馴染みがあると思います。欲しいものがあったり、望んでいる状況があったら、皆さんもお願い事をしますよね。エイブラハムによると、願いは私たちが願った瞬間、エネルギーの世界ではすでに実現しているそうです。

それはどういうことかと言うと、私たちが想像した瞬間、想像したから、それが宇宙にエネルギーとして現れた、ということですね。分かりにくく感じますが、「アイディア」を例にすると、分かりやすいです。「あ、こんなのあったらいいな!」と思うアイディアは、誰かか造像した瞬間、その人の頭の中では存在しています。でも現実にはまだ降りてきていないし、形もありませんが、エネルギーとして想像の世界には存在していますよね?これがエイブラハムの言う、「願った瞬間、エネルギーの世界では存在する。」ということなんですね。

願いを放つ

はっきりとした望みがあり、宇宙にそれをお願いして、必ず叶うと信じていると、どんどんと願いが現実化してくような出来事が起こってきます。願いはできるだけはっきりしていた方が、望んだ結果を得やすいですが、願いがはっきりしていない場合も多々あると思います。しかし望んでいるものがはっきりしていても、していなくても、幸せを感じていても、幸せを感じられなくても、私たちからは常にエネルギーが出ています。そして私たちからそれぞれに出ているエネルギーを元に、似たようなエネルギーが集まってくきます。これが「引き寄せの法則」です。

引き寄せの法則と聞くと、突然願いが叶って幸せになる、というおまじないや魔法みたいな印象がある方もいるかもしれません。実際は、「何もしていないのに願っただけで叶った。」という魔法ではなく、自分の出しているエネルギーと、似ているエネルギー同士が集まって、今の現実を作っている、という法則です。

よく、「自分のいる現実は自分が作っている。」と言いますよね? 私たちは、「もし本当に自分のいる現実が自分で作れるなら、もっといい現実にしてるよ!」と思いたくなってしまうかもしれませんが、実際のところ、私たちがそれぞれに出しているエネルギーに対して、同じエネルギーが集まって、現実できているので、自分から出ているエネルギーを変えていくと見える世界も変わってきます。

こちらの記事にも書かせていただいていますので、是非参考にしてみてくださいね。

引き寄せの法則
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何を願ってもいいの?

日本人であれば、何かを望むことに対して、図々しいかな?とか欲深いのでは?とか、自分勝手かも?と感じてしまうかもしれませんが、色々な望みがあるのは、とても自然なことです。世の中の物は、全て始まりは誰かが望んだからこそ存在しているので、望みは社会の発展に役立っています。誰かの望み無しにして、日常の身の回りにあるものは存在しません。望みがあることは、素晴らしいことなので、是非遠慮せず、望みに対して自信を持って、素直に接してみてくださいね。

自分が本当に何を望んでいるか、よくわからない場合

願いが曖昧でも、それは宇宙に届いています。その結果、曖昧な現実が実現されていきます。これはまさに昔の私の状況でした。いつか独立をしたいと思っていたので、自分は結構はっきりとした願いを持っていると思っていましたが、独立のことについて少し突っ込んで自分に質問してみると、「えーっと。。。」と、どんな状況を夢見ているかが、とても曖昧だったですね。「なんとなくぼんやり考てるだけだから、なんとなくの現実にいるんだ。」と気がつきました。

それからは、どんな未来にしていきたいのか、もっとイメージをしていこうと決めました。初めはどんな風にしたいかが曖昧だったので、「とにかく今より良くしていきたい。」だけの望みでしたが、そのうち仕事に関しても生活に関しても、「今までやってきたことは一旦ゼロにして、出来るだけ心をオープンにして、1から、どんな事でも「好きかもしれない」という目で見ていこう。」と思うようになりました。そうすると自分でも今まで気がつかなかった事が以外と好きだったり、興味を全く持っていなかったものに気になるものがあったり、苦手意識を持っているものに興味を引かれる何かを見つけたりと、色んな気づきがありました。このプロセスを通していくことで、少しづつ「これをやっていると楽しいな」と思えるものが徐々に出てきました。

昔の私のように、願いが漠然としている状況にいる方もいると思います。「今の状況よりもっと良い状況に行きたいけど、具体手にどんな状況かはまだ分からない。」や、「好きな事を仕事にしたいけど、好きな事は何か分からない。」、女性だと結婚や子育てとキャリアの間での葛藤はよくあります。「結婚したいのか、このままキャリアに集中したらいいのか分からない。」や「子育てとキャリアのどっちを取ればいいか分からない。」などですね。

そんな時に役立ったのは、宇宙にそのままお願いする方法です。

例えば:

「今の状況よりもっと良い状況に行きたいけど、具体的にどんな状況かはまだ分からない。」 →「今の状況よりもいい状況に行きたいので、自分が好きだと思える状況を見せてください。」

そうすると「好きだな。」と思える状況が、よく目につくようになったりします。

「好きな事を仕事にしたいけど、好きな事は何か分からない。」→ 「好きな事を仕事にしたいので、私がどんなものが好きか、見せてください。」

これも同様、自分が自分が「いいな。」と思える仕事が目につくようになってきたりします。

「結婚したいのか、このままキャリアに集中したらいいのか分からない。」や、「子育てとキャリアのバランスの取り方が分からない。→ 「自分がどんな状況でいる事が一番幸せなのかを分かるような出来事を下さい。」

そうすると、自分にぴったりなライフスタイルをされている人に出会ったり、そんなインタビューをたまたま雑誌で読んだり、思いもよらないところから、仕事の形態が変わったり、など、色々な事が現れてきます。

私の場合、結婚してから7年ほどはキャリア一本でしたが、娘が超低体重児で生まれ、沢山の理学療法が必要だったことをきっかけに、娘の日々の成長を見逃したくない、と強く思うようになりました。その反面、キャリアも並行していきたいと思っていました。ただ純粋に、「娘の日々の成長を共にしていきたい。」と強く思っていると同時に、純粋に「キャリアも両立したい。」と思っていました。「どうすれば良いか」という所は全くわかりませんでした。でも「絶対娘の成長を共にしたいし、仕事も続けていきたい。」と強く思っていたんですね。そうすると、上司が状況を理解してくれ、週三日は家から仕事をすることを許可してくれ、残りの二日も娘も連れて出勤して良いと許可してくれたりと、不思議と物事がそういう風に流れて行きました。こんなことは、職場では後にも先にも、私の一件だけしかない出来事でした。もちろん、この時は「引き寄せの法則」は全く知りませんでしたが、引き寄せを知っているか否やに関わらず、法則はいつも誰しもに平等に働いているんですね。

願いが曖昧な場合に戻りますが、そのまま宇宙ににお願いすると同時に「今日は好きなものを見つける。」や、「今日は自分の望む将来への手がかりを見つける。」と心に決めてください。決めるだけで、本当に好きなものがどんどん見えてくるようになります。

「欲しいけど、自分には無理かも」と思ってしまう場合はどうすればいい?

「欲しいけど、自分には無理かも。」と思っていると、あなたからは「欲しいけど手に入らない」というエネルギーが出るので、「手に入らない」現実が実現します。たくさんの人が「願いが叶っていない。」と感じるのは、これが原因かもしれません。望んでいるものがあるのに、望んでいるものが手に入らない気持ちの方が強くあるため、手に入らない状況が現実化されているんですね。

エネルギーは、自分から出るものは自分にそのまま返ってきます。その事から、引き寄せの法則は、ブーメランの法則とも呼ばれています。ですので、普段から、自分は今どんな気分でいるのか、自分の欲しいものや望みに対して、どんな感情を持っているかを知ることはとても重要です。

できれば望みに対して明るい気持ちを持っていられると良いですが、人には少なからず望みを手に入れる事に対しての「恐怖感」があります。望んでいる物が手に入るというのに「怖い」っておかしな話だと思うかもしれませんが、望んでいる状況とは、まだそれが手に入っていない状況なので、まだ未知の物です。「これが叶ったら、人生が変わってしまうかも。」や、「有名になったらどうしよう。」、「もしも失敗したら、周りからバカにされるかも。」など、「欲しい」気持ちの裏には、不安もあります。この不安な気持ちが「心の抵抗」となって、望んでいるものが流れてくるのをブロックしてしまいます。心で無意識のうちに自分にブレーキをかけてしまっているんですね。

ます、望んでいるものがわかったら、その事を想像してみて、その時心に何かつっかえるものや違和感がないか、意識をしてみてください。もしも望んでいるものを想像してみて、心に何か引っかかったり、違和感や抵抗感を見つけたら、それが「心の抵抗」です。その「抵抗」が望みが叶うのをブロックしています。

心のブロック(抵抗)を手放していく

ブロックがあるとわかると、そのブロックが何処から来ているのか、原因を探していきます。どうしてそんな気持ちを持っているのか、心に聞いてみてください。この作業は、結構時間がかかるかもしれませんが、ブロックを手放さない事には、願いを叶えていく事ができないので、時間を取って是非自分の心に向き合う機会を作ってみてください。そうすると、だんだん少しづつ原因が見えてきます。そうして心に引っかかっているものが見つかったら、癒していきます。そうすると徐々に心のブロックが少なくなっていきます。

メンタルブロックについてはこちら:

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どんな風に願ったらいい?

日本ではお願い事がある時は、神社に行ってお願いをしたりしますよね。私も神社は好きで、日本にいる時は必ず地元の氏神様にご挨拶に行きますが、願い自体は、いつ、どこで願っても、宇宙に届いています。「こうなりたい」と思うだけで、すでに変化は始まっています。場所や時間はいつ、どこでも良いです。

願いはいつどこで願っても宇宙に届きますが、先日神社でお願いをした時に、神社には純粋に願いを放つための良い例がいっぱい詰まっている、と気がついたので、ここでちょっとシェアしますね。

神社でお願い事をする時って:

  • 神聖な場所なので良いエネルギーが流れていて、さらに神聖な気持ちで、なお心が澄んで願いを放つことができる。
  • 神社でお願い事をする時は、神様にわかりやすいように願いをはっきり決めて願っている。
  • そして「神様が聞いてくれている」という疑いのない気持ちで願いをかけている
  • 「神様、よろしくお願いします。」と「ありがとうございます。」の感謝の気持ちも生まれる
  • さらには気持ちもスッとして「もう神様にお願い事をしたから、大丈夫。」と安心できる

ピンクでハイライトの線を引かせていただきましたが、神社でお願いする時って、無意識に純粋な気持ちで願いを放っているんだなーと気がつきました。

その他、物に願いをかけたりする場合もありますよね。祈願のお守り、ミサンガ、だるま、などがありますが、これも同様、物に願いをかける時は、一つの願いをはっきりと選んで願いをかけますよね。そしてその物を見るたびに、「叶うから大丈夫」と安心できたりします。(例えば安産のお守りなど)これも純粋な願い方ですね。

それでは上の神社の例を元に、純粋に願うポイントを書いていきますね。

  1. 良いエネルギー心を澄ませて願いを放つ。 良いエネルギーの時は波動も高くなっているので、宇宙のソースエネルギーと繋がりやすくなっています。心を落ち着かせて、それが手に入ったら、どんなに素敵かを思い描いてみて、ワクワクできるようであれば、とても良いです。ここで、違和感や心の抵抗を感じたら、心に「どうして抵抗があるのか」を聞いてみてください。何か過去の出来事や経験から、願いに堰き止めをかけているかもしれません。
  2. わかりやすいように願いをはっきり決めて願う。 神社でお願いする時って、もう願う内容をはっきり決めて、明確にお願いしますよね。宇宙の視点では、明確ではっきりとした願いは、形にしやすいですが、逆に曖昧な願いは、曖昧な形でしか返すことができないんですね。コーヒー屋さんに行って、「コーヒーをください。」とお願いするのと、「コーヒーか紅茶をください。」と言うのでは、お店はどっちを出せばいいのかわからないのと同じですね。
  3. 疑いのない気持ちで願う。  神社でお願いする時って、「叶わないかも」と思いながら願うことはないですよね。合格祈願の神社に行けば、「合格しないかも」と思いながら願うのではなく、「この神社に来たんだから、もう大丈夫!」と思えますよね。きっと叶うから大丈夫だと、安心して願ってください。
  4. そして願いが叶ったかのように、感謝する。   3と同じく、願いは必ず叶うと信じて安心してください。感謝は素晴らしい力を持っています。感謝のエネルギーは愛のエネルギー同様、エネルギーの中でも一番波動が高いエネルギーです。だからと言って感謝をしよう、という訳ではありませんが、感謝をすると自分も気分も良くなるし、誰かから感謝されると気分が良いですよね。感謝は幸せには欠かせません。幸せに成功をされている方たちは、常に感謝の念を持っています。お願いした後だけでなく、日常でも出来るだけ感謝をすることに意識を向けてみてください。

前途にも書かせていただいたように、引き寄せの法則とは、普段の私たちから出ているエネルギー(波動)が似たエネルギーを引き寄せ、今の現実ができています。願うときの10分だけ、良いエネルギーになっても、残りの23時間50分は低いエネルギーでいると、低いエネルギーの方が強いですよね。出来るだけ普段から、良い気分でいられるように、意識的に物事に対して良い面から見ていくようにしてみてくださいね。

次は引き寄せの法則の第二段階目、「信じる」について書いていきたいと思います。

今日はここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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